脳内音吐

焦点、どうってことない。

10/2 月

8:30起床。引越しの夢を見ていた。おれは就職活動時に見た夢が、未来現実に起こった事と全く一緒の夢占いだったこと以来信じ切ってしまっている。引越しの夢は自立願望や、その決意が固まった予知夢らしい。思い当たる節はあった。

午前中に予行練習と掃除などを済ませる。14:00出発。身支度から準備まであたふたする事なく進んでいる。準備は成功した気がする。

15:00面接。椅子の上にアンケート用紙が置かれ記入する。それを元に面接が行われるのか、と思ったがそうでもなかった。必要最低限のことを聞かれ退出。あっけなかった。20分くらいと言われていたが12分くらいで終わった。何かしくじったのだろうか。応募人数が多く、最初予定していた日程からはズレたため、早く捌くためにも時間を短くしたのかもしれない。面接は失敗したような気がする。

うすら香る不安を横目に安野光雅展へ行く。絵本はそんな興味がなかったが、絵のタッチがとても好みだった。特に蚤の市。線が細くシックで可愛らしい。よく見てみると顔もちゃんと描かれている。目を奪われ、しばらく見ていた。

あとは地動説と天動説をうまく模した絵。最初は気が付かなかったが移り変わる絵でとても感動した。おれは曖昧なものが好きだから、この人の考えることや言葉、表現の仕方や思考、今日来てよかったと思えた。

物販で蚤の市の本を購入。最初ポストカードに印刷されてるだろうと思っていたが、それは外れた。ただ、あの絵にとても目を惹きつけられ、どうしても欲しかった。その結果、本ごと買っていた。満足。

帰路に着き、夕食を摂る。柔軟をしながらシェフは名探偵を観る。神尾佑がめちゃくちゃおちゃらけてて可愛いなどと思う。旧友から何回か「君って老け専よね」と言われたことがある。最初は認めていなかったが恐らくそんな感じがする。でも老けって言葉が良くないと思い、あまり口には出さず「年上の人」としか言っていない。

気持ちが充足した状態で就寝。いつのまにか不安の香りは消えていた。